電人ザボーガーをデザイン視点で語る

2011年日本
監督:井口昇

1974年のテレビドラマをリメイクした映画。

期待したほどに笑えませんでした。




子供の頃テレビで観て、

なんてひどいデザインのロボットなんだろう・・・

と、呆れて観ることを放棄しました。


それがこちら


どうですか。

かなりのやっつけ仕事

だと思います。

70年代の子供だからって、こんなのでは騙されません。
というか、

70年代の子供をバカにしている

気さえします。



その上、頭からヘリコプター、足からクルマが出てきます。

こんな感じ


頭の中、空っぽですか?

と言いたくなります。
ちょうど現代のドローンくらいのサイズ感。


さらにザボーガーは、バイクに変形して、主人公である大門豊が乗ります。

こんな感じで


いやいや、いくらなんでも酷すぎる。



一体どこから車輪が出てきたのか。


腕はどこへ行ったのか。
そして、顔はどうにかならなかったのか。


ロボットが変形してバイクになるというアイデアは素晴らしい

と思います。

80年代に「機甲創世記モスピーダ」というアニメでこのアイデアは再利用されます。

そういう意味では先進的ですが、

子供からも見放されるのは致命的

かと思われます。


「電人」なので、電動バイクかと思いきや、マフラーが付いています。
てことは、エンジンも付いてるってことですよね。

ロボット時、エンジンはどこに・・・?



まあ、そんなの些細なことかもしれません。

なんせ、

敵の巨大ロボットの体を垂直に駆け上がったり

します。
その悲しい姿たるや、苦笑せずにはいられません。
(画像が発見できませんでした)




ザボーガーより古い「人造人間キカイダー」なんて、怖カッコいいじゃないですか。

え? 違いがわからない?

魂が違うんです。

しっかりとデザインコンセプトが見られます。

ロボットであること、正義と悪の心を「青と赤」で表現していることなどです。





とまあ、昔の電人ザボーガーの話はこれくらいにして、
2011年の映画の話です。


映画は2部構成で、1部は青年編(1974年ドラマのリメイク)、2部は中年編となっています。

注目の中年編はこれです。


板尾創路!

この人は青少年保護条例違反で逮捕されたりしており、人間性は知りませんが、映画「空気人形」での寂しい中年役が良かったので、
マモンは俳優として好きです。

ザボーガーでも「チェーンジ、ザボーガー、ゴォ!」の掛け声が、非常に痛々しくて、素晴らしいです。

このキャスティングは大変成功していると思います。




映画全体、非常にテレビドラマ版を正確にオマージュしていて良いのですが、

ギャグがことごとくスベっている

のがちょっと・・・

板尾がギャグをやっているのではなく、映画の演出でしょぼいギャグを散りばめています。



ザボーガーは黙ってリメイクしておけば、それだけで笑えるのに


監督は「片腕マシンガール」などで、B級映画専門の人。


なので乾いた笑いは出来るはずなのに、
ザボーガーというコンテンツに気を使いすぎているのか、
ギャグはサービスのつもりだったのか、
とにかく残念な結果に。




ただ、ドラマから37年経過して、ザボーガーのデザインそのものが、
そのままで笑いになっている点では、


一周回って、グッドデザイン

に昇華されているかもしれません。



10点満点で2点。
オープニングは熱くなれます。



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電人ザボーガーをデザイン視点で語る” への2件のフィードバック

  1. mammon says:

    >ダーヨ様
    キカイダーは主題歌も最高です。

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