ジョーカー

2019年アメリカ
原題:Joker
監督:トッド・フィリップス



あれだけ素晴らしかった「ダークナイト」のジョーカー。
それを演じるヒース・レジャー。
これを受けたホアキン・フェニックスは相当悩んだろうな。



初めて「グラディエーター」で知り、「サイン」「ヴィレッジ」などたくさん出ている個性派俳優ですが、
最も好きな作品は「her/世界でひとつの彼女」です。


で、結果、この作品はどうだったか。


とにかく、脚本と演技が素晴らしかった



笑いながら悲しさを表現したり、静かに絶望して気弱ないい人から、
自然に悪人に変質
したり。

とにかく脚本が良くできています。



ただ、矛盾が二つと、気に入らないところが一つ。

矛盾その一。
「ダークナイト」で口が裂けていたのを縫った跡があったのに、
口を割かなかった
ハサミを掴んだから、てっきり自分で口を切り裂くと思ったのに。

矛盾その二。
「ダークナイト」ではジョーカーよりバットマンの方が年上だったのに、この作品では40過ぎたジョーカーなのに、バットマンであるブルース・ウェインがまだ子供なところ。
このままブルースが30〜40代に育ったら、その頃ジョーカーは70歳過ぎのおじいさんになってしまう。



そして気に入らないところは、最後にジョーカーが誕生するのに、
そこから暴れないところ。

この作品は非常に内省的で、精神の物語であり、エンタメ性はかなり低いです。
バットマンみたいなエンタメを求めると物足りないはず。



ネタバレ的ではありますが、
ラストのジョーカーの誕生も、もしかして妄想? な気もする。
逮捕されて直接病院に行った?

そうだとすると、この作品では

まだジョーカーは誕生していない

ことになります。

つまり、パート2が作られ、病院から脱走するところから始まり、
本当のジョーカーが誕生するのかも。
想像ですけど。


なんにせよ、スターウォーズ エピソード3のダース・ベイダーの誕生のような劇的なエンタメではありません。
とにかくひたすら精神的な話。



今朝、ツイッターで「ダークナイトを観てなくてもジョーカーは楽しめますか?」という質問を見ました。
残念ながら、ダークナイトを観ていないと、全く面白くないでしょう。


10点満点で6.5点。
相当いい映画です。ただしダークナイト好きに限る。


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